1999年9月17日 熊谷市民体育館  FMW


雨が降ったこともあり、客入りは厳しい。試合開 始時で200人ほど。最終的にも、300人くらいか。

第1試合 山崎直彦 VS 邪道

邪道、かなり調子悪そう。テキサスクローバーホ ールドに山崎がギブアップ。しかし、重たい試合。

第2試合 リッキー・フジ、フライングキッド市原 VS 中川浩二、外道

大矢、髪の毛が生えてきた。この会場でもロックンロ ールコールが起きる。市原が外道のDDTであっさりとピン負け。悪くなかっ たが、まあいつも通りと言うか。

第3試合 中山香里 VS ミス・モンゴル

モンゴル優勢のまま、モンゴルがレフェリーの急所 を蹴って、反則負け。試合後、元川とモンゴルが乱闘。モンゴル曰く、「 これがエンターテイメントだ!」。

セミファイナル 大矢剛功、佐々木嘉則 VS ジ・アルマゲドン

2号の旋回式ギロチンで佐々木がフォール負け。はっ きり言って、第1試合からセミまでダメダメ。今日はすべてメイン次第という感じ。


FMW新キャラクター@
H(エイチ)

身長:183p
体重:106s
得意技:Hエッジ

 8月25日札幌でマスクを脱いだハヤブサの変身した姿。青い髪と 白いカットジーンズ、女子高生のルーズソックス風のレッグウォーマ ー(?)といった いでたちが話題を呼ぶ。各種キックとHエッジ(改良型スクラップバ スター)主体のファイトで戦力もアップ、デビュー戦の8・27旭川 のイルミネーションマッチでは、1人でTNR軍5人抜きも達成して 見せた。

FMW新キャラクターA
ハヤブサ(2代目)

身長:178p
体重:110s
得意技:ファルコンアロー

 9月3日函館に乱入し、Hを襲った謎のマスクマン。冬木コミッショ ナーによって復活させられたハヤブサとのことであるが、正体は江崎英 治とは別人のよう。ミスター雁之助説も流れたが、入院中の雁 之助本人はこれをきっぱりと否定している。この2代目ハヤブサ、正体 は誰なのか。また、そのマスクの内に秘めた野望は?

メインイベント
冬木弘道
田中将斗 VS ハヤブサ
黒田哲広金村ゆきひろ

ブリブラダンスゴングを待たず乱闘開始

プロレス団体にとって、トップ選手が替わるとい うことは、ひとつの賭けである。旧弊的な徒弟制度の色が強いプロレス業界 は、もともと世代交代の進みにくい体質を持っており、例えば、ジャンボ鶴田 選手が実質的に全日本プロレスのエースとなったのは、40歳近くなってから のことである。現在の過当競争のプロレス業界では、さすがに世代交代を早め に済ます傾向となっており、若いプロレスファンと世代的に近い選手をエース に据える傾向が出てきているが、それでもプロレス団体にとって、エースを替 えるということは並大抵ではない。FMWでは、初代エースの大仁田厚の気ま ぐれもあって、若くしてエースに着いたハヤブサであるが、今回2度目のエー ス交代となった。新世代のエース、H。無論、正体はハヤブサと同一人物であ るが、すでにFMWと全日を股に掛けて舞ったハヤブサがファンに浸透してい る以上、これはエース交代と言える重みを持ったものであり、FMWにとって は大きな賭けなのだ。地方の会場では、プロレス雑誌など無縁のスタンスで、 「名前を知っている人がいるから、会場に行く」というファンも多いことを考 えれば、そのリスクは小さいものではない。
●海外旅行の前日にほとんどムチャをして、この会場にやってきたのは、FM Wの新しいエースHをこの目で確かめるためだ。透明感あるイメージのテーマ 曲で登場してきたH。雑誌のグラビアでは、髪はほとんど銀となっていたが、 こうやって生で見ると、まだかなり青が残っている。一方、2代目のハヤブサ はなかなかインパクトあるいでたち。オリジナルの羽織姿でブリブラダンスを 踊る。また、キンタローとなった金村だが、腕に入れ墨を入れた模様。FMW にサウナに入れない人がまた一人増えた。

向かい合っただけで絵になる2人元川を間に挟んで大乱闘

試合はセミまでの沈滞を吹き飛ばす大乱戦。選 手が場外で暴れ回り、黒田と冬木などは2階席までやってきてはもつれ合って、 ついには黒田が2階から1階へ落とされたり。どうしても新キャラクターのH とハヤブサの絡みに目がいってしまう。Hはフランケンシュタイナーでハヤブ サを吹き飛ばし、4の字固めで足を締め上げる。さらに場外でイスチャンバラ。 今日も田中の右ヒジが狙われ、ハシゴを使っていたぶられた後に、金村のバク 山、ハヤブサのファルコンアローでピンチ。さらに金村にハシゴを頭にはめ込 まれ、イスでハシゴをぶっ叩かれる金属音攻撃。金村の投げっ放しジャーマン にも耐えた田中はエルボーアタックをぶち込んでいった。
●どこから来たのか6歳くらいの子供の集団が2階席にいて、なんとハヤブサを応援。 君たち、わかってないでしょう。そんな子供達の声に、Hはにやっと笑いなが ら自分を指さして、僕を応援しなさいというジェスチャーを見せる。 Hのニールキックがハヤブサの首を刈り、さらにフィッシャーマンバスター。 どうもHは技に関しては初代ハヤブサとあまり変わっていないようだ。飛び技とファルコン アローを封印したハ ヤブサといったところか。もっと斬新なものを期待していたというのが正直な 気持で、最後は必殺技Hエッジで金村から取ったものの、食い足りない印象は 否めなかった。これはH自身が「これからHはどんどん変わってゆく」と発言 しているように、今後の積み重ねを期待するほかないだろう。試合後はかつて のハヤブサそのままにバック転4回を決めたHだったが、本当にそれがハヤブ サでなく、Hに必要なのか? Hのライバルとなる2代目ハヤブサがなんとも いかがわしく魅力的な空気を発散していただけに、H自身に「Hとは何か?」 ということを考え続けてもらいたい。このHと2代目ハヤブサの抗争、Hが自 らのキャラクターを確立していくことでもっともっと良いものに変わっていけ るはずだ。それが横浜アリーナでピークに達することを期待したいと思う。

高く舞ったバク山これって必要なもの?


天気読み  WRESTLE

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