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1999年8月8日 ワンダーフェス


まず、この「ワンダー・フェスティバル」という ものがどういうものかと言うと。俺が言葉でごちゃごちゃ説明するより、入場 時に2千円で買った(買わされた)パンフのもっとも象徴的な部分を見てもら いたい。

まあ、こういうのから来るとこまで来たのもあってある意味、1番すごいかも

●で、あるからして、集まる人たちもこういうわけで。

カスカス
こうして見ると普通っぽいですが、
とにかく男をたくさん並ばせて撮影中。
この人も撮影中。
前の角度が激しかったです。

カスカス
ポーズとってるあたりが別の意味で挑発的です。
殴りたいというか。
勘違いさせたくなかったので、
正面からは撮りませんでした。

カスカス
男のコスプレーヤーも多かった一見、普通のビキニですが、後にはしっぽ

●要するに、フィギア人形の展覧会なんですけど、 フィギアよりも自分自身を見せたい人もたくさん来ています。もっと写真を撮 りまくらなかったことをちょっと後悔。1日で「原色怪奇派図鑑」が作れたのに。他に、どんな有名 人を見たかと言うと、マジンガーZ、バットマン、ジョーカー、セーラームー ン、次元大介、あと顔を赤く塗った人もいて、思わず「小鹿社長!」と叫んで しまいましたが、実はこれは小鹿社長ではなくて、「スターウォーズ」という 映画の登場人物だそう。女の子のコスプレーヤーには写真を撮りたい男どもの 長蛇の列ができていて、ちゃんと需要と供給の関係が成立していることに、感 心いたしました。双方ともに満足しているわけですから、端で見ている私 などがどうこう言うことは何もありません。言いたくなりますが。

なんで俺なんかがここにいるかというと、ハヤ ブサのサイン会と大阪プロレスのイベントマッチがあるということなので。入 口のところでスペル・デメキンがうちわ配っていたり。俺はハヤブサが登場す る11時に遅れそうになって、焦って来てみたら、池Jさんとオバケさんに会 った。
「ハヤブサ、寝坊したって。遅れて来るってよ」
●なんじゃい。で、サイン会のカウンターには別のマスクマンが。ありゃ、サ スケ・ザ・グレートじゃん。ニセサスケのフィギアも限定100個で発売中と のことで、やってきたらしい。ニセサスケを捕まえて、「本物ですか?」と聞 く失礼なヤツもいて、ええ、もちろん本物のニセサスケですってば。ニセサスケは「こ れ(ハヤブサ)が横に座ってりゃ、いちいち本物かなんて訊かれることもなか ったんだよ」。

マスクマンマスクマン
「おせーよ」フィギアが売れないためか、このポーズ

●ハヤブサがやってきた。すぐにサスケ・ザ・グレートと仲良さげに話し込 み、ハヤブサがサスケ・ザ・グレートのフィギアに噛みついて、ニセサスケに頭をはたか れるワンシーンも。マスクマン2人のやりとりは聞いていて、実に楽しか ったです。この2人はリングではあまり遭遇していなくて、メキ シコでタッグを組んだのと(相手は冬木じゃなかったかな)、後はバトラーツ でハヤブサ、池田VSトンパチマシンガンズで戦ったくらいではないか。そん な間に12000円のフィギアがどんどん売れる。俺もオバケさんも思わず買 ってしまう。猪木、ドン・フライ、本物サスケのフィギアも取り出して、遊び 出す2人。ハヤブサは倒れた猪木人形に自分の人形でボディプレスかます大胆 な行動に出た。

マスクマンマスクマン
フィギアに傷を描くハヤブサ。
ニセサスケはマスクのまま携帯を。
ポーズを決めた2人。
ニセサスケも意外とタッパがある

●ハヤブサ人形は見ている間に20くらい売れたでしょうか。ニセサスケのも 5つくらいは。両方買った女性もいて、ニセサスケからは「遊ぶ時、僕をやら れ役にしないでくださいね」としっかりチェックが入る。また、午後の部では、 フィギア好きの金本浩二が通りかかり、ハヤブサ&ニセサスケに「来い、来い」 と手招きされながらも、にやけて立ち去った。3ショットを期待したのに。 しかし、金本とか、見た目からしてそういうのと対極にあるから、大手振るっ て、フィギアマニアなんかやってられるんでしょうね。関西弁だし。これがフ ライングキッド市原だったら、そのままじゃん。市原が口開けてフィギアに塗 装しているとことか、想像しやすいでしょ。

マスクマン金本浩二
フィギアでの遊びに熱中しています金本浩二現る

●ハヤブサは素顔を見せずにマスクを一瞬にして変える技なんかも披露してく れて、来て良かった。なんと言っても、ハヤブサとサスケ・ザ・グレートと いう珍しい取り合わせが面白かったわけで。元はといえば、ハヤブサと折原っ て、好きなレスラーの1番、2番だった。何でここで折原の話が出てくるのか よくわかりませんが。


13時から大阪プロレスの試合。見るのは初めて だ。炎天下ながら、そこそこの人が集まり、プロレスファンの比率は半分くら いかな。こういうイベントの中でのプロレスって大好き。プレミアムって感じがし てさ。去年はとことん山が最高だったし、やっぱりマニアだけが集まっている ような興行って面白くないんだよ。後楽園とかね。

第1試合 えべっさん、ポリスメ〜ン VS くいしんぼう仮面、ワンダーキャット

マスクマンマスクマン
このフェスのための1日だけのキャラパートナーにも賽銭を要求するえべっさん

やはりFMW者として関心があるのはポリスメ〜 ン。「罪を憎んで父を憎まず」だそうだ。ちなみに例の3億円事件ってのは、 俺の出た高校の前で起こった事件なんよ。だからどうってオチはありませんが。 パートナーのえべっさんから賽銭を要求されると、ジュラルミンケースから札 束を取り出して渡すポリスメ〜ン。えべっさんは厚い札束をむりやり賽銭箱に 押し込んだり。
●試合自体は軽めのルチャ。FMWの頃はどうにもぎくしゃくしてダメだった ポリスメ〜ンだけど、下手するとかぶりものショーのような大阪プロの中では、 彼の重みある技が説得力を与えているようで悪くないですね。性格悪いという ことで大評判の彼ですが、頑張ってほしいと思います。良い就職口見つけて良 かったというか。
●ポリスメ〜ン、ジュラルミンケースから今度は水の入ったペットボトルを 持ち出した。で、ワンダーキャットを追いかけ回すと。猫って本当にペットボ トル嫌いだったのね。マットもないアスファルトの上で食いしん坊仮面のケブ ラーダが飛び出し、試合は一気にラッシュ。ポリスメ〜ンの雪崩式フランケン、 ジャンピングパワーボム、くいしんぼう仮面のムーンサルトといった大技が飛び 交い、くいしんぼう仮面の2発目のムーンサルトを不発に終わらせたポリスメ〜 ンは敬礼付きのサソリ固めで試合を終わらせた。えべっさんはあまり目立たな かったけど、彼の場合、今月中に大一番が控えているということで。インディ ーの仕事人たちばかりのタッグマッチながら、大阪プロのマットでかぶりもの していると、貧乏くさくなくて良いです。

この顔でグラウンドやられてもこの技は変わっていません


第2試合 星川尚宏、スペル・デメキン VS ディック東郷、ブラック・バッファロー

この腐りきった場所でWWF帰りのメジャーリー ガーですよ。なんかマネージャーみたいのもいて、ちょくちょく試合に介入す る。星川がキックで突破口を作るも、デメキンが出てくると、捕まりっぱなし。 B・バッファローはラリアットも重く、説得力あって良い感じです。
●終盤になってようやくデメキンはジャーマンなどで反撃し、東郷の0.1トー ンを食い止めると、星川がバッファローを流星キックからノーザンライトスー プレックスで一気にピン。かぶりもの天国な大阪プロで、星川はレスラーらし いレスラーとしてのキャラを光らせています。しかし、それにしても、東郷は 格違い。自信のためか、雰囲気が良いですね。やはり彼こそが大阪プロをプロ レスたらしめているんではないでしょうか。

体力的に苦しそうだったデメキン東郷の技は豪快ですね

セミファイナル 白鳥千香子 VS シンティア・モレノ

シンティア・モレノの入場テーマはユーライア・ ヒープ。昔、バンドでやったぞ、「Too scared to run」。対して、白鳥は場所に合 わせたのか、「キューティー・ハニー」だ。なんとコスプレで入場の白鳥。か わいいぞ! 白鳥はレスラーとしてはナンだけど、女性としてはグンバツです ね。ピンク色のコスを脱ぐ時、会場にどよめきが起こったが、その下から 普段の白鳥のコスが現れると、静かな失望が会場に広がった。いったい何を期 待したのだ、君らは。
●いつもと同じようにジャンピングネックブリーカーなど放っていく白鳥に、 モレノは逆エビ固め、鎌固めなど地道な技で意外にも健闘。白鳥はモレノの手 を踏みつけながら踊ったり、試合も作れないのに、そういうところだけはアレ で。モレノのバックドロップホールド、白鳥のミサイルキック、モレノの雪崩 式フランケンとひととおり大技が出た後、白鳥はクロスアームスープレックス の4連発で試合にケリを付けた。このへんもねえ。こういう超大技を4連発し てしまうシチュエーションなのか、白鳥自身に考えてもらいたいと思うんだけ ど。それまでの攻防が熱くて、客ができあがってれば、ともかく。この試合で、 フィニッシュだけ大一番みたいのを持ってこられても、この流れでは、すごく 唐突に見えてしまうわけで。

ミルキー香里に完勝か?失意の瞬間ルチャドーラ最高


メインイベント ウルトラエース VS 怪獣トリトス

コルバタムーンサルト

コルバタ、トペ、ミサイルキック、ムーンサルト と空中殺法でウルトラエースの完勝。トリトスもブリッジの力で後方にまっす ぐ相手を投げ飛ばすフロントスープレックスで自分を主張していましたが。ウ ルトラエースはメインにはちょっとという感じ。飛べることに関しては、この 団体の第一人者だけど、試合にタメがないし、重みもないっていうか。
●試合中、江崎さんと折原選手も姿を見せ、試合を観戦していました。どう思 ったんでしょうか。試合を見ての感想は、エンタメ路線で比べられやすいFM W、闘龍門とは、また全然別物というか。っていうか、エンタメプロレスやっ てると、2言目には「WWFは…」と言い出すネット上のバカ(多数)はいい かげんなんとかならないんでしょうか。それぞれの団体の「間」とか空間があ って、一概に比べられるものではないはずなのに。やはり、アレは自分がWW Fを見ていることを自慢したいのかしら。では、字幕なしでも、マイクわかっ てる?って訊いてみたいんですけどね(正直なところ、私は向こうのプロレス のマイクは聞き取れないことも多いです。ボギャブラリー不足もそうだけど、 スラングがネック)。ま、話が逸れましたけど、オバケさんと2人で「これは 学芸会だね」と話したりしていました。「こういうプロレスもあって良い」と いうのが結論でしょうか。かなり軽いけど、そこそこ面白いように思います。

上半身、裸ですなぜ、ここに折原が?(おやくそく)


どうすんだ、これ。


プロレスくん


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