1999年7月31日 後楽園ホール FMW
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第4試合 ハヤブサ、田中将斗、黒田哲広 VS スーパー・レザー、ジ・アルマゲドン
■リーグ戦では、外人チームに負けているハヤブサ
組。しかし、今日の興行の中での、この試合の位置づけを考えると、いかにハ
ヤブサ組が鮮やかに勝つかというところを見せる試合である。今日はスタート
ダッシュをかけた正規軍だが、外人チームの巨体に押され気味。ストリートフ
ァイトスタイルのように個々の組み合わせが順番にリング内に飛び込み、それ
ぞれの攻防を見せたものの、外人チームが優勢。ハヤブサ組はここで疲れては
いられないはずだ。
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セミファイナル ハヤブサ、田中将斗、黒田哲広 VS ミスター雁之助、金村ゆきひろ、邪道
■ここがハヤブサ組にとって初の試練となる。入場 してきて、いきなりコーナーからとんだ金村を、田中がドロップキックで撃墜 する幸先良いスタート。黒田が邪道の膝へドロップキックを打ち込んでから、 邪道の左足に狙いを定めて押し気味だったハヤブサ組だが、田中の場外エ ルボースイシーダが邪道にイスで受けられ、それ以降、田中が捕まる一方的な 展開となる。右ヒジを代わる代わる攻め立てられる田中だが、驚いたのは 「田中リストラ・ネタ」がファンの間にすっかり浸透していること。特に女性 客の悲鳴がひっきりなしに会場内に響く。邪道が「と、見せかけて!」と叫ん でからの腕殺しで、いつもの黒田の足殺しを茶々ると、コーナーに控える黒田 は「ああ、なんてことを…」という表情。これがもうステキと言っていいのか、 最近の黒田の壊れ方、すごすぎ。1人でエンタメ路線を突っ走っています。
■DANGANボムで金村を叩きつけ、田中がロ
ンリーバトルを脱すると、いかにもハヤブサ組らし
い波状攻撃が雁之助組を襲う。しかし、試合を見ていた友人達も同様に感じた
ようなのだが、雁之助組の3人の魅力のなさはいったいなんだろう? 雁之助も金村
も邪道もそれぞれ別キャラの悪党として立っていたはずだ。こうやって束にし
て見ると、ただの十把一絡げ。単なる冬木の子分達。TNR復活に対しては、
やはり否定しかないのが自分の気持。つまらないんだもん。特に雁之
助は、今年始めあたりついに単独のヒールとして立って、これからというとこ
ろだったのに。結局、冬木の下で「お仕事」をすることしかできないレスラー
に見えてしまうんだね。残念。
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メインイベント ハヤブサ、田中将斗、黒田哲広 VS 冬木弘道、中川浩二、外道
■冬木のパートナーが中川、外道だと発表された時
にはアレ?という感じだったが、これが正解だったかも。冬木が顔となったチ
ームで、手足となって動くには中川、外道のテクニシャンコンビは打ってつけ
である。冬木組が入場してくると、TNR総出でハヤブサ組に襲いかかり、冬
木は本部席付近で再び田中の右ヒジを木槌で破壊しようとするが、飛び込んだ
ハヤブサが身代わりになって、背中に木槌を受ける。ハヤブサはもうコーナー
で倒れ込んだまま立つこともできず、田中が試合序盤にダイヤモンドダストを
外道に決めるなど奮闘したものの、ヒジを攻められると、苦しい。1人元気だ
った黒田(これがまたキャラに合っている)も、場外で木槌攻撃を受け、冬木
とのラリアットの撃ち合いの最中に腕を痛めて、戦線離脱となった。
■全体を通して、エンターテイメントとして、よく 練り込まれていたと感心する。しかし、俺が見たいのはこういうものではない。 地方では良い感じの興行を行っているFMWだが、もう特にFMWにこだわる 必要はないというのが私の気持かね。とりあえず、試合後飲んだ観戦仲間の感 想。 ◇プロレスを見たという気がしない。技のアタリが軽い。この前見たDDTの 方が重かった、普段、他団体を見 ている仲間達が来たら、やはりFMWはダメだと言われたと思う。でも、女の 子はアタリが重いと、怖がっちゃうから、このくらいがいいのかな。(よく見 ていた2年前と比べて)悲壮感がなくなった。でも、面白かったですよ。 (今はプロレスを見ないHさん) ◇エンターテイメントだからこそ、アレ?っていう部分があっちゃいけないと 思うんですけど。バルコニーから見ると、アタリが軽いのがよくわかります ね。でも、面白かったし、良いと思います。(闘龍門ファンのO君) ■私自身もプロレスを見たという満足感があまり ありませんでした。「アタリ」に関しては、どっちを選ぶかという問題でしょ うかね。WARのように、試合展開の早さを犠牲にしてでも重いアタリのリア リティを追求していくか、一個一個は軽くとも、速い流れを作り、長時間動き 回れるスタミナを誇示するFMWか。歳のせいか、少しどっしりした重めのプロレス を見たいという気持は確かにありますね。
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