1999年5月3日 愛知県武道館 FMW
入りはそこそこかな。6割で、2000人ってとこか。決勝戦以外、カード
発表もしないでいたことを考えれば、よく入った方か。会場に入って、初めて
知ったのだが、OZアカデミーと中山、バトラーツも出場するようだ。
リング上では大矢と練習生がスパーリングを繰り広げている。エンターテイ
メント・レスリングの「レスリング」の部分をこうやって、作り上げているわ
けね。練習生、稽古をつけてもらった大矢に深々とお辞儀。
第1試合 山崎直彦 VS フライングキッド市原
山崎、ランニングネックブリーカードロップを初披露。馬場追悼か? 最後 は市原のミサイルキックからムーンサルトプレス。
第2試合 保坂秀樹 VS 佐々木嘉則
ダメな試合。保坂の動きの悪さに尽きる。佐々木がのど輪落としであと一歩 まで追いつめたが、最後は保坂のビルディングボムで。
第3試合 リッキー・フジ、非道 VS ジ・アルマゲドン
この試合の経過を事細かに読みたいという人もあまりいないであろうから、 いくつかのポイントだけを書く。
・ジ・アルマゲドンの入場テーマは「必殺」。1号が手拍子まで要求して、悪
役商会そのままだった。
・ロックンロールコールが起きていた。ロックンロールコール、いよいよ全国
的に。
・1号の進化の早さはすごい。事あるごとに試合をいじり、試合後にはロープ
を股に挟んで、腰をくねらせながら、コーナーの方へ進んでいく不思議なムー
ヴを披露。
・2号がムーンサルトプレス披露(写真右)。もっともリッキーによけられて
しまう。
・最後は1号が2号の肩を借りたダイビングボディプレス。非道をフォール。
・結局、仲間割れもなく、リッキーと非道は普通に試合をした。
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| リッキーのトペ | ムーンサルトプレス初披露 |
第4試合 田中将斗、黒田哲広 VS 中川浩二、外道 <統一機構最強タッグリーグ優勝戦進出決定戦>
田中&黒田の人気がすごい。入場口に人だかりができる。リングに入ると、
奇襲をかけた田中組。外道と黒田のハイスピードな攻防。外道のドロップキ
ックにすくっと立った黒田はラリアットをかまし、しかし、場外の中川に足を
掬われたところを外道クラッチ、続けての飛びつき逆十字に冷や汗をかく。黒
田が振った外道に田中のパワースラム。黒田、中川にラリアット、コーナーか
ら飛んだ外道にもラリアット。合体フェースクラッシャー(写真右)を外道に
決め、田中が中川をダイヤモンドダストでKOした後、外道を田中のエルボー
から、黒田のラリアットで料理。
3分くらいの試合だったが、中川と外道も良い仕事だった。
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| ドームはお疲れさまでした。 菊地には勝ってね | 定番になってきた合体攻撃 |
第5試合 尾崎魔弓、中山香里 VS シュガー佐藤、永島千佳世
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| ポーズを決める中山と尾崎 | 体重のない中山は軽々と飛んだ | サンダーファイヤー |
この会場でOZアカデミーが見られるとは考えてもなかった。名古屋という
土地は尾崎魔弓が絶大な人気を誇る土地だそうで、そのための投入なんだろう
けど、どのマスメディアにもそんなことは書いてなかったような。勿体ない。
OZアカデミーのファンも確かに来ていたが、それは裏情報を知って来た人達
だそう。よしさんもなぜかシュガー登場を知っていたようで、彼が買った80
00円のリングサイド席は、内訳5000円がシュガーのため、残り3000
円がFMWだそうだ。
これが面白い試合だったのだ。シュガー&永島の奇襲から始まった。最初は
尾崎を捕まえて、2人で尾崎の顔に足を押しつけるポーズを決めたり、やりた
い放題だったシュガー&永島。今度は中山が押さえつけたシュガー&永島の顔
に尾崎が低空ド
ロップキックを入れる。中山と尾崎でポジションを入れ替えて、もう一度。シ
ュガーを捕まえて、尾崎と2人でポーズ(写真上左)。シュガーにフェースク
ラッシャーを決めた中山だが、スウィングD
DTは振り払われてしまう。シュガーのタメを効かしたオクラホマスタンピー
ト。永島のモンキーフリップ(写真上中央)。ジャーマンは空中で回転して着
地し、逆にやり返した中山。尾崎にタッチ。
尾崎はサンダーファイヤー(写真上右)から、これはすごい、回転式ドラゴ
ンスリーパー(写真下左)。永島もフットスタンプを思い切り落とし、ジャー
マン。中山に代わり、永島にスウィングDDT2発から、秘技、爆NEWスー
プレックス(写真下中央)、ムーンサルトプレス。永島はウラカン・ラナで中
山を丸め、シュガーへ。中山、シュガーにラ・マヒストラルを決める。尾崎に
タッチ。
尾崎、シュガーにサンダーファイヤー。シュガーもやり返した(写真下右)。
永島のフットスタンプが尾崎の腹にぐさっと突き刺さる。しかし、尾崎はシュ
ガーの巨体にヒューマントーチ。シュガーと尾崎の裏拳合戦の後、永島のフィ
ッシャーマンバスター、シュガーのヒューマントーチも堪えた尾崎はテキーラ
サンライズで。シュガーをフォールした。
はっきり言って、尾崎が1人で勝ったようなもの。動きは良くなってきた中
山だが、シュガーの技で肩から落ちてからの後半は、ほとんど試合に関わるこ
とができなかった。肩さえ良くなれば。それを願って、もはや1年が過ぎた。
それでも、がんばれと言うしかないだろう。
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| 回転式ドラゴンスリーパー。 これは苦しいだろ | 爆NEWを見るのはいつ以来か | ド迫力のサンダーファイヤー。 走る姉崎にも注目 |
第6試合 金村ゆきひろ VS スーパー・レザー
レザーに奇襲をかけた金村。今日は奇襲攻撃が多いなあ…。しかし、五寸釘ブラシを持ち出したレザーに
金村は流血。しばらく、場外乱闘が続く。リングに戻っては、レザーがイスの
上に五寸釘ブラシを置いて、そこへ金村の顔を落とすスライディングレッグシ
ザーズ。イスの上へDDT、机を投げつけ(写真右)、ブレーンバスター。
金村もブレーンバスターを返し、ドロップキックからプランチャ。2人でリ
ング内にイスを投げ込み、敷き詰める共同作業の後で、W★INGスタイル開
始。金村のイス上へのブレーンバスター。しかし、コーナーに上がったところ
を、レザーにイスの中へのデッドリードライヴに取られる。さらにイスへのの
ど輪落とし。
金村が足を折って寝かせた机の上でパイルドライバー2発を決めると、あっ
けなく3カウント。勝った金村はコーナーに上がって踊るニューバージョンを
披露した。
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| 五寸釘ブラシ攻撃 | 机を投げつけられる金村 |
セミファイナル ミスター雁之助、大矢剛功 VS 池田大輔、モハメド・ヨネ
後から入場した池田、モハが襲いかかって、乱闘開始。しばらく場外戦。場
外で大矢に片エビ固めを決める池田。リングに戻っては、モハのラリアット、
ニールキックが雁之助を襲う。
雁之助は急所蹴りから反撃開始。リング組立用の金具を使って、モハの額を
切り裂くと、モハは流血である。(俺が「もっとやれ!」と叫ぶと、近くの席
にいた、プロレスは初めてらしいおばちゃんが顔をしかめて「いやねえ」だと)
雁之助のブレーンバスターがモハに。そこへ
大矢がダイビングニーを落とし、DDT、ネックブリーカードロップ。バック
ドロップに行ったところ、これは空中でモハが体を浴びせて切り返す。池田に
スイッチ。大ちゃんボンバーに行くが、控えの雁之助と眼が合うと、揉み合い
に。その隙をついて、大矢がバックドロップ。池田も即大ちゃんボンバーで返
す。
モハが大矢に串刺しニールキック。池田もバックドロップ(写真中央)。大
矢はグランドコブラで切り返し、雁之助にタッチ。雁之助、池田にラリアット
から雁之助クラッチ。池田も大ちゃんボンバーを返し、モハとのサンドイッチ
ラリアットに行くが、雁之助がよけて、同士討ちに。大矢がモハにバックドロ
ップ。さらに雁之助のラリアットと大矢のバックドロップの合わせ技。1度は
カットされた雁之助の涅槃だが、さらにもう一度決めて、雁之助がモハにギブ
アップ勝ち。
「バトラーツは5月5日で終わりだな」雁之助の言葉に「終わり」コールが起
きる。モハは「バトラーツっていうのは俺のことじゃないんだ」とか、言って
いたような気がするが、よく聞き取れず。タッグリーグ公式戦での敗北の雪辱
を果たした雁之助&大矢組だった。
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| モハの額を切り裂く大矢と雁之助 | 果敢にも大矢にバックドロップをしかけた池田。 | フィニッシュの涅槃 |
メインイベント ハヤブサ、冬木弘道 VS 田中将斗、黒田哲広 <統一機構最強タッグリーグ優勝決定戦>
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| なぜ、こんなにかっこいいのだ、ハヤブサよ | 押せ押せの田中組 | ハヤブサ、冬木を同時に捕らえる |
ハヤブサと田中でスタート。激しいチョップ合戦から、早くもハヤブサのフ
ランケンシュタイナーが飛び出す。ケブラーダを狙ったハヤブサから逃げた田
中を追って、場外に出たハヤブサを待っていたのは黒田のラリアット。冬木と
田中に代わり、手四つで組み合う2人。タックル合戦では、田中が勝つ。冬木
と黒田の張り手合戦になるも、膝へのドロップキックを入れられて、動きが止
まってしまう冬木。ハヤブサにタッチ。
ハヤブサが黒田にキックを叩き込むも、コーナーに固定されて、鉄柱を使っ
た足攻めを受ける。1回、2回…、3回目は、「と、見せかけて!」と叫んだ
黒田、エルボーを落とす。いいかげんにしろ。さらにアリーナを走ってのラリ
アット。リングに戻ったハヤブサは田中に足を攻められ、弓矢固めで絞られる。
黒田、ハヤブサを逆片エビ固め。冬木が救出に入ると、さっと技を解いて、冬
木にドロップキック。ハヤブサに4の字固めを決めた黒田をカットに入ろうと
する冬木、田中に捕まり、コブラクラッチで締め上げられる(写真上右)。機
動力でまったく着いていけない冬木。今日も調子がかなり悪そうだ。
ハヤブサのスクリューキックが田中に決まった後、なんと冬木が黒田に懐か
しのスピンキック。さらに田中にも。フットルースのあのメロディが今甦る!
田中のドロップキックから黒田にワキ固めに取られる冬木。肩が苦しそう。
「お前、2冠チャンピオンか?」黒田の挑発が会場に響く。防戦一方の冬木。
冬木はラリアットからハヤブサにスイッチ。ハヤブサのスワンダイブニール
キックが黒田を吹き飛ばす。ラ・ケブラーダ。リングに戻って、フィッシャー
マンバスター。黒田もコーナーのハヤブサを捕らえて、哲ちゃんカッター。ダ
イビングエルボーを落とし、ジャーマンから田中との合体DDT(写真下中央)。
リング中央に寝たハヤブサに黒田がコーナーから飛んだ後、反対側のコーナー
からは田中のスーパーフライ。今日も1人で試合をやるハメになったハヤブサ。
黒田をドラゴンスープレックスで投げ捨てるも、堪えない黒田はすぐさま立ち
上がり、ラリアットへ。ロコモーションジャーマン。コーナー上の黒田をハヤ
ブサが捕らえるも、切り替えされて黒田のジャックナイフ式パワーボムに固め
られる。カウント2。田中の雪崩式リバースブレーンバスターの餌食に。さら
に合体フェースクラッシャー(写真下右)。田中の弾丸グレネード。やられま
くるハヤブサ。
タイガースープレックスを田中に決めて、窮地を脱出したハヤブサは冬木に
タッチ。冬木は投げっ放しジャーマン、ラリアット、冬木スペシャルと田中を
追いつめる。しかし、田中の腕折りにあって、ハヤブサへタッチ。あっという
間に出番が回ってきたハヤブサは田中にタイガードライバー、くどめドライバ
ー、ファルコンアロー、ファイヤーバードスプラッシュの猛攻。さらに冬木が
パワーボム、ラリアットと田中を決めにかかるが。裏拳を決めた直後に飛んで
きたのは田中の回転エルボー。モロに入って、これで3カウント。
前半はリズムに乗れない試合で、会場のヒートも今一つ。後半のたたみかけ
で一気に火がついた。あまりにも動けなかった冬木は試合後も倒れたまま。ベ
ルトを巻く田中&黒田の近くで、ハヤブサが「水、もってこい!」と怒鳴る。
バケツの水を冬木にぶっかけたハヤブサ。これで眼を覚ました冬木は突然暴れ
出し、ハヤブサに襲いかかる。それをなだめたのはなんと雁之助、大矢、保坂
といったメンツ。そのメンバーに金村も加えて、控え室に帰る冬木。ハヤブサ
の元に残ったのはリッキー・フジと市原だけだった。
5・5横浜文体で何もかもが明らかになるのか?
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| 美しいニールキック | 合体殺法A | 合体殺法B |
行き帰りの新幹線に2万円も出した価値があった(行きの新幹線は週プロの カメラマンと乗り合わせた)。面白かったです。決勝戦は良かったし、雁之助 &大矢のバト退治は胸の溜飲が降りた。金村VSレザーは、まさにハマリの一 番だし、アルマゲドンの活躍も持っていきすぎという感じ。OZアカデミーで の中山が久しぶりに見られたのも大きな収穫でしょう。K氏とビール飲みつつ、 ボソボソ喋りながら、「こだま」に乗って東京へ帰る。家に着いたのは0時過 ぎだった。