
1998年5月2日 東京ドーム 全日本プロレス
客の入りは良し。去年より入ったか。しかし、暑い。私の席は2階の1番上 の方なんで、熱がたまるようだ。ポリゴンのレスラーが描かれた気分悪いうち わをやむなく振り回す。
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| プロレスを見に来た京子さん 帰りは5・5ネオレのビラ撒いてました | ムダにいっぱい入っています |
第1試合 菊地毅、丸藤正道 VS 愚乱浪花、橋誠
丸藤は気持ちよく飛びますね。マスクも良いし、ハヤブサやサスケのような 空中戦ファイターになるでしょう。シューティングスタープレス(初公開?) は大変驚きました。浪花もカニ歩きや回転式ドクターボムで自己主張。最後は 菊地が火の玉ボムで橋から取りました。

第2試合 浅子覚、森嶋猛 VS 志賀健太郎、金丸義信
5日の横浜文体にやってくる森嶋はジャンボ鶴田でした。それ以外何も覚え ていません。最後は浅子がSDAで金丸から。
第3試合 ラッシャー木村、百田光男、井上雅央 VS ジャイアント・キマラ、永源遥、泉田純
だんご兄弟ネタやってましたね。永源が長男、キマラが次男、泉田3男だそ うです。試合はつまらなかった。最後はキマラがボディプレスで井上から。
第4試合 中川浩二、金村ゆきひろ、外道 VS 渕正信、ジョニー・スミス、本田多聞
ドームに鳴り響く「come out and play」。これだけでもう最高。踊る金村と
外道。金村はゴキゲンで指パッチンも決める。これを見に来たのだ。
いきなり外道に逆エビ固めを決めた渕。本田のヘッドバットで苦しめられ、
3人がかりのヘッドバットでやり返すも、1人ずつ頭突きを受けてしまうTN
R。頭蓋骨の厚さでは本田ってことか。スミスと金村。顔合わせだけですごい。
スミスに腕を攻められる金村。中川にスイッチし、中川はスミスの足を攻めて
ゆく。渕に代わると、これが手強い。ロープ際で足を絡めて中川の首を絞める
渕。さらにクルックヘッドシザーズ。いつも通りのことながら、中川の受ける
展開が続く。
外道がスミスの急所を蹴り上げて、反撃開始。中川もスミスの股間に頭突き
を落としてゆく。金村のギロチン、珍しい魔神風車固めから、外道のワキ固め。
金村は控
えの渕達に指パッチンをしてから、バク山スペシャル。スミスもやられるばか
りではない。金村にブレンバスター、パイルドライバー、ミサイルキック、ラ
リアットと畳み掛け、入ってきた中川にもラリアット。渕が金村にバックドロ
ップ2発。さらにコーナーで金村を拷問刑に。金村になんてことすんだ、嫁い
ねえくせに。金村は本田をバックドロップで投げ捨て、中川がヒットマンラリ
アットで飛び込む。倒れた本田に外道のスーパーフライ。しかし、さらに飛ん
だところを本田にキャッチされ、水車落とし、タモンズパワードを決められて、
3カウント。今日はTNRの完敗。試合後は金村がドームの観客に向けて指パ
ッチンで締めた。
中川は全日に2連敗。5日の横浜の菊地戦でようやく片目が開くか。しかし、
戦う前にこう言うのもなんだが、菊地に勝っても、あまり嬉しくないんだよな
あ。
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| 全日でも金村はいつも通りでした | 渕の拷問刑。 このクラスは若い選手にとって高い壁である |
第5試合
| ハヤブサ | 小川良成 | |
| ザ・グレート・サスケ | VS | マウナケア・モスマン |
| タイガーマスク | 垣原賢人 |
入場シーンを持っていったのはサスケ。IWGPジュニアタッグのベルトを
肩に掛けて、このマットに持ち込まれては。なんとTAKAみちのくもセコン
ドに付き、タイガーマスクと垣原で、格闘技スタイルへの憧れを孕みつつスタート。両チームともクイックタッチで、まず
はとりあえず一通りの顔見せ。新日ジュニアの実質的なトップであり、全日初
登場のサスケへの反響が大きい。しかし、それ以上に大きな声援を集めたのは
全日ジュニアの顔とも言える小川良成だった。
サスケと小川の注目の絡み。サスケは小川を逆片エビ固め、アキレス腱固め、
キャメルクラッチと密着技で攻め、さらにギロチンドロップから腕ひしぎを狙
う。ハヤブサにタッチ。ハヤブサと小川はヘビーとジュニアヘビーの違いこそ
あるものの、共に全日のタイトルホルダー、体格的にもさほど差がないことも
あって、全日内の格的にはほぼ同じくらいの位置に付けているのではないか。
ハヤブサは懐かしいその場飛びムーンサルトからチンロック、フロントヘッド
ロックで小川を攻める。タイガーに代わり、ドロップキックからシャープシュ
ーター。ハヤブサがコーナーに控えるモスマンと垣原をエルボーで場外に落と
し、小川狙いを鮮明に。コーナーに詰められた小川をハヤブサの串刺しニー、
サスケの串刺しドロップキック、さらにサスケのアシストを受けたタイガーの
串刺しドロップキックと3連打が襲う。
代わった垣原がサスケをバックドロップで投げ捨て、タイガーが垣原を腕ひ
しぎで攻める。モスマンのリバーススプラッシュ、高速ブレーンバスターがタ
イガーに。さらにモスマンと小川がタイガーにダブルチョップ。体重のないサ
スケやタイガーはモスマンあたりが相手だと重さで押されてしまう印象が否め
ない。飛べる外様トリオは空中殺法で反撃に出た。サスケのサスケスペシャル、
タイガーのプランチャ、ハヤブサの三角飛びケブラーダが鮮やかに宙を舞う。
空中殺法についてはあまり知識がない全日ファンは大きな歓声を上げた。リン
グ内でも、サスケのムーンサルトアタックがモスマンに。さらにジャーマンス
ープレックス、サンダーファイヤー。ハヤブサのスワンダイブニールキックで
吹っ飛ばされたモスマンは小川にスイッチするも、小川は出てきたところをハ
ヤブサのフランケンシュタイナーに捕まった。フィッシャーマンバスターで寝
かされた小川めがけて、サスケのダイビングヘッドバット、タイガーのダイビ
ングヘッドバット、ハヤブサの長距離ムーンサルト。小川はスウィンギングネ
ックブリーカーをハヤブサに見舞い、ハヤブサもドラゴンスクリューで返す。
意識し合っているのか、またもタイガーと垣原。タイガーのダイビングヘッ
ドバット、ジャーマンを受けた垣原だが、アキレス腱固めで返す。モスマンが
サスケにフィッシャーマンズスープレックスから、ダイビングヘッドバット。
サスケから代わったハヤブサも2人がかりのブレンバスターで投げ捨てる。こ
こから控えの4人は場外で牽制し合い、マット上はハヤブサと小川のシングル
マッチの様相を帯びる。小川のチンクラッシャーからバックドロップ3連発を
受けたハヤブサはピンチ。しかし、垣原のキックが小川に誤爆すると、ハヤブ
サはファイヤーバードスプラッシュで勝負に出た。しかし、カットに救われた
小川。ハヤブサは全日マットでタイガードライバー! これは2カウントで小
川が返してゆく。小川も必殺のバックドロップホールドでハヤブサを固めたが、
これもぎりぎりカット。2人の戦いは5分ほども続いただろうか。
タイムアップぎりぎりでモスマンに代わり、ハヤブサにハワイアンクラッシ
ャー。さらにブレンバスターを仕掛けるが、これはハヤブサがファルコンアロ
ーに切り返す。2カウント! ハ
ヤブサの魔神風車固め。2カウント! 最後はハヤブサの小包固めが決まった
ところで、タイムアップ。え? 30分過ぎたの? すごく短く感じたんです
が。個人的に今日のベストマッチ。
勝てなかったのは残念ですが、とても面白い試合でした。サスケまでが一歩
退いて、ハヤブサと小川の絡みを軸に試合を作っていた印象が強い。試合後に
は小川と垣原が仲間割れという全日らしからぬオマケもついて、ハヤブサらと
共に帰ってゆく垣原。これも三沢革命の成果なんでしょうかね。
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| 夢のマスクマントリオ | FとUの絡み。 カッキーがシャープシューターでハヤブサを攻める |
第6試合 ジャイアント馬場、ザ・デストロイヤー VS ブルーノ・サンマルチノ、ジン・キニスキー
これは試合なんでしょうか? 売店でマーボ丼を買いながら、モニターで観 ていたんですが、お疲れさまと言うしかないでしょう。あの後、長谷川悟史と か、門恵美子とかが続いたので、なんだかもう遠い前のことのような気がしま す。
第7試合
| 田上明 | ゲーリー・オブライト | |
| スタン・ハンセン | VS | 大森 隆男 |
| スティーブ・ウィリアムス | 高山善広 |
もっさり。最後はハンセンのラリアットが高山を押さえ込んだ。この技を受 けて、フォールされる高山は幸せな奴です。
第8試合 川田利明 VS 馳浩
この組み合わせだけは勘弁してほしい。2人とも、どうにも苦手なレスラー なんですよね。私は一応座って眺めてましたが、隣のNさんは廊下へ避難して いきました。試合の方は双方ともブランクがあるためか、リズムに乗れず。馳 の中途半端な裏投げで川田の頭がマットにめり込むといった楽しいシーンもあ ったものの(川田、眼が飛んでた)、その盛り上がりが後に続かない。棒立ちになって、川田のジャン ピングキック連発を受け続ける馳。ちょっときついよ。結局盛り上がらないま ま川田がパワーボムを決め、手の痛みに一度はホールドを外してしまったもの の、すぐにゴーストバスター(垂直落下式ブレーンバスター)でケリを付けた。
セミファイナル 小橋健太、秋山準、ハクシー VS ロード・ウォリアーズ、ジョニー・エース
期待したのに。ウォリアーズの真骨頂はスピードに乗ったぶっ壊しファイト。
マスカラスなどと同じく、自分のキャラだけを見せればいいわけで、その意味
ではウォリアーズの相手は弱い奴(というか、相手のキャラをたてる必要のな
い格下)の方がいい。アレク、モハとの試合はまったく最高だったが、今回は
格的に同程度の小橋、秋山が相手ということもあって、試合のペースを合わせ
てしまったようだ。これが重くて、実につまらない。ジョニー・エースが出て
くると、もう完璧に試合が死んでいる。ハクシーの拝みをマネなどしていたエ
ースだが、君はピースサインだけしていればいいのだ、ジョニー・ピースさん。
ハクシーの飛ばずに落ちるオリジナルダイビングヘッドバットなども見られ
たが、最後はもちろんダブルインパクト。6万5千人の予想通りハクシーが取
られた。
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| OZZYの歌に乗せて、LOD見参 | 今年はホークとロープ渡り |
メインイベント 三沢光晴 VS ベイダー
苦労しているのかな。三沢、いい顔になった。男の顔。企業や役所といった
組織の中に、たまにいる「できる上司」の顔ね。この人がわりと万人に好かれ
ているのはわかるような気がする。
ベイダーはめちゃくちゃやっといて、相手を失神させてから、「イノキサン、
ガンバッテー」と相手をたたき起こす最悪にひどい奴だ。今日も暴力モード。
場外パワーボム、ボディプレス、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスター2
発、さらにボディプレス。オーロラビジョンに「はっきり言って、もう勘弁し
てくれ」と言いたげな三沢の顔が映る。三沢はエルボーで場外に叩き出したベ
イダーにエルボースイシーダ、プランチャ。崩れたものの、ベイダーの巨体に
ジャーマンも。しかし、猪木を失神させた投げっ放しジャーマンで死にかけた
三沢。ボディプレス、掟破りのタイガードライバーで虫の息か。
ベイダーのムーンサルトをかわし、雪崩式ブレーンバスターで巨体を投げた
三沢。ダイビングボディプレス、雪崩式DDT、最後は走り込んでのエルボー
でピン。このフィニッシュにも、ベイダーが大きく吹き飛んだことで、それな
りの説得力はあった。面白い試合だったと思います。
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| ラリアットです。吹っ飛んでます | ジャーマンです。吹っ飛んでます |
興行としては、メインとハヤブサの試合が良かったので、一応合格ではない
かな。ドーム興行って、イスが狭くて、リングが遠くて、観る環境としては最
悪。なのに、ボリュウムだけはやたらたっぷりで、とても疲れます。久しぶり
にドーム興行を始めから終わりまで観たけど、この形式のまま続けるつもりな
ら、やはり観たい試合だけ観て帰る観戦スタイルを選ばざるを得ませんね。人
間の集中なんて2、3時間が良いところ。一試合あたりの試合時間を短くする
などの工夫がほしいです。
とは言っても、第5試合みたいに面白い試合なら30分なんてあっという間
に過ぎてしまうし。要は内容なんだけど、今日の場合、やはりちょっと中だる
みしたかなというのが、正直な感想でした。ドームではもう、しばらく観たく
ないっす。